社会を更新するために知性を使う
これまで人類は、自らの知性によって新たな概念やテクノロジーを発明し、多くの困難や課題を乗り越えてきました。その結果現代の快適で便利な生活が実現したことは事実ですが、同時に多くの負債が生まれてもいます。気候変動や経済格差をはじめとする社会課題は年々深刻化しており、もはや無視することはできません。
こうした問題は、テクノロジーのみによって解決されるものではありません。テクノロジーとは、常にそれをつくる/使う人間の意志と不可分にあるものだからです。これまで生み出されたイノベーションの多くもまた、いまとは異なるオルタナティブな未来を求める意志から実現したはずです。
どんな未来をつくりたいかという意志、そしてそれを支える知性を抜きにして、これからの社会を考えることはできないでしょう。いま人類は、その知性によって、より良い未来を再想像することが求められているはずです。
起業家という“はじまり”に寄り添う
哲学者や冒険家、アーティスト――歴史を振り返ればさまざまな人々が社会を変えるための意志を発動してきましたが、わたしたちPRIMAL CAPITALは、起業家こそが現代の社会変革の鍵を握っていると考えています。
現代社会を支えるテクノロジーやプラットフォームの多くも、初めは少数の起業家によって生み出されたものです。オルタナティブな未来をつくろうとする強い意志をもった起業家は、荒削りな“原石”のようなもの。わたしたちはその挑戦に寄り添うことで、起業家の方々が輝ける環境をつくっていきます。
未知への挑戦は、しばしば孤独を伴います。わたしたちはそんな孤独と向き合い、同じ志を共有しながら、大きな変革の“はじまり”を起業家の方々と共に育てていくベンチャーキャピタルでありたいと考えています。
誠実な問いと対話から志を結晶化する
社会を変えるためにこれまでにないサービスや製品を生み出そうとする起業家は、常に悩み、揺らいでるはずです。その挑戦を支えるために、わたしたちは起業家の方々がその知性を発揮し、志を事業として結晶化させていくプロセスに問いと対話を重ねながら寄り添います。
ときにはビジョンや事業のあり方から議論することもあるでしょう。わたしたちは単に経済的に成功する事業を生み出したいのではなく、起業家の方々と最後まで挑戦を共にする最も身近なパートナーでありたいと考えています。
志を形にし、小さな一歩を積み重ねながら、仲間を集め、組織の力を高めていく。アイデアが生まれる瞬間から、事業を成長させ社会変革を起こすその日まで――常に起業家が立ち返ってこれる居場所でありつづけることもまた、わたしたちの重要な仕事です。
調和ある未来へ向けて一歩踏み出す
起業家も投資家もただ事業を成長させることだけではなく、社会課題を解決し調和のとれた未来をつくっていく必要があると考えています。まだ社会に存在しない価値をサービスやプロダクトとして実現していくことは、自身がつくる未来に責任を負うことでもあるからです。
そのためには、この社会を変えていこうとするための視座を常に忘れてはいけないはずです。これまでの人類が知性を発揮し、新たなテクノロジーを生み出し、よりよい社会をつくり出そうとしてきたからこそ、わたしたちもまた、起業家の志に寄り添い、少しでも多くの挑戦を形にすることで社会を変えていきます。
わたしたちは起業家の方々と共に、数百年先からも参照されるような変革を生み出したいと考えています。起業家はときに誰からも見向きもされない孤独な存在ですが、その孤独なひとりが未来へ向かって一歩踏み出すことで、世界は変わっていくでしょう。その小さな一歩は、大いなる跳躍でもあるのです。
独りの志と、大いなる跳躍へ――。
PRIMAL CAPITALは孤独な起業家と志をともにする、
創業期に特化したベンチャーキャピタルです。